日常強化

 

初秋の姨捨棚田
f:id:pelerin:20170829212935j:image


 松本平では、未だに日中は最高気温30℃を越える、信州としては異常らしい暑さが残っているが、朝と晩、そして太陽が陰った時は、清涼な空気が流れている。この空気のせいか、最近は、札幌に住んでいた学生時代を思い出す。

 札幌時代の良き記憶といえば、おじさん、お兄さん達に混じって草野球をしていたこと。特に、秋の山の中の球場は、美しく、寒く、また、北海道の短い野球シーズンが終わる寂しさもない交ぜになって、印象に残っている。ホームラン打てなかったなぁ。

 

 その北海道の上をミサイルが通過したらしく、信州でも、例の不気味なサイレンが鳴った。しかし、非日常であったのはその一時だけで、すぐに日常が戻った。商売も学校も遊びもいつも通り。

 何で日本はこんなに安穏としているのだろう?と疑問にも思うが、どうせ日本なんか何も出来ないや、という情けなさと諦めの方が強い。ここは独立国家ではないもんな。ミサイル通過なんぞ日常です、どうぞどうぞ我が国上空はフリーパスです、と泰然とするより他ない。